fc2ブログ

【強く 拘れば 強く、少し 拘れば弱く 苦しみが待っている】

芦屋で 運動のために 歩いている。

【西宮】との 市境まで 1時間 歩くのだが
今日は 大変 疲れた。

啓蟄も 東大寺の お水取りも 終わり
気温は 1度にあがり
鳥は鳴き 花は咲き乱れる。

歩いていると 色んな 新しい発見がある。

自分の 健康もかねて 犬の 散歩。
団塊の世界。
そう 私ぐらいの 年格好の 人の 散歩。

ふと見ると 目の前に お年寄りが歩いている。

見た目では 古希ぐらいだが
身体自体が 右に 傾いて
病気の後遺症で そうなっているのかと思った。

きっと 直ぐに 追いつき 追い抜けるだろう。

警察の スピードの 取締りが あった。
1人の 警官が 椅子に座って 機械を見ている。

それを 横目に 通り過ぎると
200歩の ところで 5人の 警官が
違反した 人を 取り締まっている。

白バイも 2台 止まっている。

面白いもので なにも悪いことをしてないのに
顔が こわばり 緊張を 隠せない。

『こんにちはー』
『ジョギングですか? お気をつけて』

警察官たちが 柔和な顔で 手をふる。

ジジは 真っ赤な 顔に なった。
こちらから
ご苦労さまと 言わなければ ならないのだ。

頭を かきながら 前をみると
先ほどのお爺さんが 身体を 右に傾けながら
彼方 先の方を 歩いている。

『えっ お爺さんの方が 余程 速い ! 』

何を 思ったのか 私の 快進撃が始まった。
みるみる 追いつき 当然のごとくと
追い抜いた。

散歩が 終わってから
いつもよりも 10倍も 疲れをかんじた。

『決して こだわりの 心を 持たないぞ』

常に 自分に 言い聞かせている 拘りが
この ジョギングでは 色んなところにでた。

犬の 散歩に 感激し
警察官に 感謝もしないで 硬くなり
お爺さんと 速さの 競争をした。

【四諦 八正道】のところで 勉強したね。

欲望を持つから 物事に【こだわる】から
私たちは 【苦】が 生まれるのだ。

犬も 警察官も お爺さんも
最初から 居なかったと 思えば いいのだ。

いや、当然の事ながら 居てもいい。
それらに 遭遇しても
拘るから 我が心に 苦しみが生まれるのだ。

どうして お爺さんに
寄り添って 方を 抱いてあげる
優しい 心が 持てなかっらのだろう ?

歩くペースを上げ過ぎ 我が身体も 疲れた。

我が心も 自分の あまりもの 哀れさに
立ち上がることすら できない。
合掌140318-1写真
スポンサーサイト



プロフィール

子安観音寺

Author:子安観音寺
FC2ブログへようこそ!

最新記事
最新コメント
最新トラックバック
月別アーカイブ
カテゴリ
フリーエリア
フリーエリア
検索フォーム
リンク
RSSリンクの表示
ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

QRコード
QR
フリーエリア