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【 恩愛 : おんない 】



141212-1写真




ニュージーランドから 友人がきた。

スリランカの方で 同国の人と 結婚し
今は ニュージーランドで 銀行の管理職だ。

長期休暇を 利用して
22歳になる長男と 15歳の娘さん、
3人の旅だ。

異国の人間が 管理職まで上りつめるには
言うに言えない ご苦労と努力が あったのだろうね。

子供たちに『何に なりたいの ? 』と 聞くと
2人とも『医者』のコースを歩いているそうだ。

母親に似て 美男 美女で 聡明な子供さんたちだ。

彼女は 一等書記官の伯父の紹介で
25年前に 小豆島のお寺に 手伝いにきた。

丁度、小豆島大観音建立の 時期で
寺も 忙しかったし 活気もあった。

こちらは 英語がお話しできず
彼女は 日本語がわからずで
最初は お互いに大変だった。

お互いに 言葉を勉強し合いましょうと
ディナーは 家族と一緒に 頂いた。

ところが わたしが 英語を覚えるよりも
彼女が 日本語を マスターしてしまって
最初の 目論見は 露と消えた。

何年かして
彼女は 母国に帰っていった。



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それから 25年。

彼女は 結婚し 子供に恵まれ
異国の ニュージーランドに 移り住んだ。

そして その25年間、
わたしの 誕生日には 必ず 電話がかかってくるのだ。

その間、1度として かかってこなかった事はない。

わたしたちの 友情も 別れたきりだったら
3年経ち 5年間経つほど
薄紙を 剥がすがごとく 薄れてくるものだ。

【 恩愛 : おんない 】

彼女は いう。

『遠く 離れていようと お互いに歳をとろうと
わたしは あなた方を 生涯の 両親だと思っています。

今回の旅は イギリス、フランス、スペイン、アメリカ、
カナダと 計画していますが、
両親のいる 日本に 小豆島に 1番に 来ました』

子供は いつまで経っても
親から受けた 【 恩 】は 忘れては いけないと
彼女は いう。

根底にある 誰にでも行きわたる
その 優しい心が 彼女を 管理職まで
押し上げたのか しれないね。



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【 父母恩重経 】と いうお経が ある。

前の 薬師寺の管長である 高田好胤 猊下も
生前は このお話を よくされていた。

【 この母、子に 乳を含ますに
百八十 斛を もってす 】


お母さんは
我が子が 産声をあげて 乳離れするまでに
百八十斛の 乳を 与える。

その 恩愛を 受けて
わたしたちは すくすくと 成長するこちが
できたのだ。

1升瓶は 1.8 ℓ。
1石は 180ℓ だから 1升瓶で 100本分。

それが 180石だから
母親が 愛し子にあたえる母乳は
1升瓶 3万本以上と いうことになる。

お母さんの 2つの乳房からでる 母乳は
母の 体温とともに
慈愛にみちた 眼差しに 見守られ

『大きくなれ』『賢い 子になれ』
『慈悲心の ある 優しい子になれ』

そんな 願いが こめられている。

わたしたちは 両親から 慈愛をいただき
今度は 我が子に それを 伝えていく。

素晴らしいね。

そして 【喉元過ぎれば熱さを忘れる】
人間を みると 悲しくなるね。

彼女たち 滞在の間、
立派な 父親として 振る舞い
喜んで 帰ってもらおうと 思っている。
合掌

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