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【 知足者 富 】



150131-1写真


『これは 親父の 化粧わましです』

わたしが まだ 裏若き青年住職の時代に

その おじいさんの 法事に 行ったとき
息子さんが 得意満面な 顔をして
大切に保管していた まわしを 見せてくれた。

わたしは 会ったことが あるかもしれないが
おじいさんの事は よく 覚えていない。

【國ヶ崎】といって
大相撲の 幕内までなった 方が 島に帰ってきて
青年になると 必ず まわしをつける と言うぐらい
わたしの村では 相撲が 盛んだった。

おじいさんは 【國ヶ崎】に 直接 指導をしてもらい
強かったらしい。

『この 化粧わまし わが家の家宝なんですよ』

おじさんは 白い歯をみせて 笑った。
時は移り 今度は おじさんの 法事にいったとき
おじいさんの まわしを 見せてもらったのを 思い出した。

おじさんから すれば 息子、
おじさんから みれば お孫さんである
家長は こう 言い放った。

『ありますよ。
なにしろ 大きなもので どこに置こうかと
置き場に 困っているのですよ。

おじいさんが つけていた物だけれど
邪魔に なりますね』

お父さんは『 家の宝だ』と 言っていたものが
時代が かわると ゴミ同然に 扱われる。

骨董屋に いくと 勲章などが
販売目的で 店に 並んでいるのを 目にする。

本人も 家族も 名誉なことで
地域 あげて お祝いした あの勲章が…。


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心の 迷いのことを【 煩悩 】という。

なかでも 最も 人の心を毒する 代表的な煩悩が
3つあり、それを【 三毒 】という。

[ 貪欲 ][ 瞋恚 ][ 愚痴 ]の ことで
わたしたちは [ 貪 ][ 瞋 ][ 痴 ]という。

貪欲というのは 貪りの 心であり
欲望は 次から次へと 膨らみ 際限がない。

この [ 欲望 ]を もう少し 展開してみると
わたしたちの 5大 欲望は 5つある。

食欲、睡眠欲、性欲、という 本能的欲望の他に
財欲、名誉欲と いうのがある。

食べることも 寝ることも 愛することも
全て 欲望なのかと 驚くかもしれないが

過ぎたるは 及ばざるが ごとしと

食べ過ぎ 飲み過ぎ 愛し過ぎ 寝過ぎも、
過ぎると かえって 調子がわるくなる。

孔子も 言う。

『何ごとも ほどほどに せよ』



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お財布の中に 1000円 入っていれば
2000円 入っていることを のぞみ

隣の お家に 蔵が立つと
わが家にも 在るにも拘らず もう1つ 欲しくなる。

国破れて山河あり…。

幾ら 驕り高ぶっていても
時代とともに 栄枯盛衰があり

紋付袴で 皇居に赴き 授与された 勲章も
孫の代には 紙くづ同然の 値打ちとなる。

老子の 言葉に こんなのが有る。

【 知足者富 】

欲望は 次から次へと 泉のごとく沸いていて
留まることは ない。

だから それを 知っているからこそ
欲を かくのは ほどほどに しなさいよ。

そうすれば、心は 豊かになり
懐具合も かえって 豊かに なるよ。

こういう 心がけでいると いつの間にか
【 公利 公欲 】
つまり 社会のために
利益を 還元するということになる。

そして そのことを【 大欲 】という。
合掌



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