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【 わたしたちの 住んでいる 現世 ( うつしよ) は 幻のようなもの 】



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『えっ この ご染筆、
そんなにありがたい 物なんですか 』

「 これだけでは ないよ。
これも これも…。
あなたが 生まれる ずっと前の
管長さんの 染筆だから 知らないだろうけども」

『 なんと ! うっかりと 捨てるところでした』

住職と 2人での 話である。
ご染筆の 1つ 1つには どれにも 思い出がある。

本山布教師の 辞令を頂いて
当時の 管長猊下に 先輩と一緒に 挨拶にいくと
ちょうど 染筆を 書いていた 猊下から
『ほら』と、書きたての 半切を 頂いたこと。

結婚式が おわり 東京のホテルで
当時の 管長猊下に バッタリ会い
新婚旅行中で有ることが わかると
『ちょっと まっとれ』と。
お部屋に 引っ込んで 暫くして
『おめでとう』の 言葉と一緒に 頂いた染筆。

あれも これも いろんな 思い出がある。

「 管長猊下の 染筆を
デパートや その辺で 求めたのではない。
猊下の 優しいお心が この中に 詰まっているんだよ」


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釈迦の お諭しの 言葉がある。

これは わたしの 財産だ。
わたしの 家だ、土地だ。
わたちの 息子だ、娘だ、女房だと
思い込み それは それは 大切にする。

愚かにも それらを 守ることに苦しんでいる。

自分の 身体でさえも 思うようにならないのに
財産や 子供が どうして 自分のものであろうか。

中国の 司馬温公という人も このように いう。

『子孫のために 万巻もの 書を 積んでも
子孫は それを 読まないかも しれない』

『子孫のために 大金を 残しておいても
子孫は それを 守ることができず
一文無しに なっているかも しれない』

『子孫を 未来永劫に 栄さそうと思えば
世の 人々のために 隠匿 ( いんとく )を
積んでおくことが 大切である』

確かに 大病院の 息子が 医者になるわけでもなく
財閥でも 子楽 孫貧乏と
孫の代で 食いつぶしているかも しれない。

この世に 有るものは 何 1つ 自分のものは ない。



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ゆく川の流れは 絶えずして
しかも もとの水に あらず

よどみに浮かぶ うたかたは
かつ消え かつ結びて
久しくとどまりたる ためしなし

世の中に ある人と 住処と また かくの如し
( 方丈記 )


わたしたちが 住んでいる この現世 ( うつしよ ) は
霧や 幻、カゲロウのようなもので
なに一つ 自分の ものはない。

ただ わが身は 荷物の 一時預かり所の
職員のようなもので
天命と言う お客が 取りにきたら
いつなん時でも 引き渡さなければ ならないのだ。

カゲロウの ようなものを 大切にするよりも
日ごろの 隠匿を 積むべし とある。

隠匿
世のため 人のために 善行をつくせ。
だが 黙って やれ。

隠匿を 積めば やがては
自分や あとあとの 子孫に かえってくる。

あの 管長猊下が わたしたちに 下さった
ご染筆も 隠匿を 積まれたのだ。
合掌
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