スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

【 入定 留身 】

120812写真


ジジの お盆参りは 続く

1軒の お家に お参りした。
床の間が 10畳、控えの間が 8畳、その奥に 仏壇が鎮座ましている。
70才を迎える 奥さんが 1人で住んでいるが 昔の大家族を 偲ばせる。

『ちっとも 寂しく ありませんよ』
『仏壇の中には 主人と 主人の妹と 2人 入っていますが 娘たちが 嫁いだ今、
家には わたしと 主人、妹、3人で 楽しく 暮らして居るんですよ』

奥さんは 仏壇の方に 視線を 移す。
『外出の時は 「おとうさん いって来ますよ~」
帰ったら「ただいま~ おとうさん。今日は これこれ しかじかだったよ」
大きな 声で 逐次 報告するのですよ』

『毎回 毎回 やって居ますから 近くに住んでいる 孫たちが 覚えてしまい
仏壇の 前に行っては「おじいちゃ~ん お菓子 持ってきたよ」
「お花、摘んできたよ。きれいでしょう ?」仏壇と お話しするんですよ』

ジジは びっくり仰天して 目を剥いた。
『何を 言っているのですか 。
空海も 【入定 留身】といって高野山 奥之院にて
生きたまま お定に入られて 永遠に私たちの 幸せを 念じて 頂いております』
『うちの お父さんは 空海のように 生きたまま お定には 入れないが
私たちが 手を合わせると、いつも 私たちの前に 出てこられます』

『わたしや 娘たちだけでない 年端いかない孫までが祖父を感じています』
『心と 心の 絆』『布施の 心』『人の 喜び』『人の 痛み』
『祖父を 通じて 体感させて いただいて居るんです』

【入定 留身 】
【即身 成仏 】

家を出てから ジジは 振り返った。
『大好きな お父さんと いつ迄も 一緒に 居られる 家族』
『お父さんが 陰となり日なたとなり 一家を 助けてくれる』
『素晴らしい 家族だな』

清々しい 朝に ジジは 思いっきり 背伸びをした。

合掌
スポンサーサイト

コメントの投稿

非公開コメント

プロフィール

子安観音寺

Author:子安観音寺
FC2ブログへようこそ!

最新記事
最新コメント
最新トラックバック
月別アーカイブ
カテゴリ
フリーエリア
フリーエリア
検索フォーム
リンク
RSSリンクの表示
ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

QRコード
QR
フリーエリア
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。