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【1台の ピアノ 】

121124-1写真

寺には 古い ピアノがある。

もう かれこれ 40年のピアノだ。
おじいちゃんが 4人のジジの子供に
プレゼントして くれたものだ。

嫁いだ 娘のために
可愛い 孫のために
おじいちゃんの 愛情溢れる 思い遣りの品だ。

『法主さん、ピアノは元気にしていますか』

上京した時にホテルで ジャズ演奏をしていた
ベース奏者が ジジに 一流の聞き方で呟いた。


メンバー紹介の時に『ピアノは ヤマハです』
観客を笑の渦にのみこんだ
超有名ジャズピアニストが 元気だった頃
ベース奏者として、一緒にこられていた。

先生が 亡くなって年賀状のやり取りしか
出来てなかったが、今日、 再開して
過去の 思い出が 一挙に 現実に 戻った。

あの 古いピアノを 先生は 何度も何度も
舐めるように 演奏した。

有名 フォークシンガー、
外国の要人…
色んな方が このピアノを通りすぎっていった。

『同じ ピアノなのに、何故、演奏する
人によって こんなにも音色がちがうの ?』

魅了された 演奏に聞き入りながら
何度も そう 思った。

一度だけ コンサートの前に リハーサルを
見に行ったことがある。

曲の順番や 細々した打ち合わせを
しているのかと 思っていた。

ところが、あの大先生が この場に
ジジなんか 存在してないかのように
何度も 何度も ドレミを弾いて
指を 動かしていた。

バイエルを聞くよりも、つまらない音を
耳にしながら、周りは 張り詰めていた。

『あの 有名な 先生が…』

その お姿と 指先を見ながら、
ジジは 腰が抜けた。

【痛狂は 酔わざるを 笑い
酷酔は 覚者を 嘲る】
般若心経 秘鍵

酔っ払いは 素面の人を 笑い
目ぼけている人は、目覚めている人を
バカにする。

日常生活で よくある話だね。

空海は 煩悩に深くとらわれて
迷いの世界から 出ようとしない人を

【哀れなるかな 哀れなるかな 長眠の子、
苦しいかな 痛いかな 酔狂の人】

と、憐れみ
酔いから 目を覚まして生きる方法があり
仏が それを示してくれているのに
なぜ 分からないのか と 嘆いた。


酔っ払いが 人を笑えるのは、
自分の情けない 姿に気が付いていないから
毎日が 辛いからと言って
一時の 享楽に走ったり惰眠を貪っていても
苦を 取りのぞく 解決には ならない。

鏡に 映すように 自分の 今の姿を
しっかりと見つめ、
ちゃんと 目を覚ますこと。

【逃げるな ! 】

それが 成功の もとだ。

ピアノの先生も 川面に浮かぶ 白鳥も
人知れないところで、
必死で もがき 努力をしているのだ。

今年の 夏休みには こわごわ
水に 浸かっていた 孫たちが
水泳教室に 通い始め

半年後の 今日、見違えるような
泳ぎを 披露した。
合掌
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