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【これぐらいだと 大丈夫だと いう悪事、慎もうね)

131024-1写真
子供達が イギリスや フランスで
勉強していたころ ジジも 何度か顔をだした。

20年前と言ったら 子供達に 叱られるが
ヨーロッパに お邪魔して 余程になる。

色んな 楽しい思い出は 大方 忘れたが
只 1つ、恥ずかしくも 忘れられない事がある。

イギリスで エンジェルという 田舎町まで行って
骨董品を 見てまわったり
マイセンの お店に 3日間も 通って
結局 求めることが できなかったり

持ちきれない位の 思い出を トランクにいれて
愈々 帰路に つくために
ヒースロー空港に ついた。

空港は 思わぬ 人出で 恰も 芋を洗うが如くだ。
最初は 列の 最後尾について 出国手続きを
待っていた。

『おとうさん、
急がなければ とっても間に合わないですよ』

時間を みれば 確かに フライトの時間に
間に合わない。
失敬して 列を崩し 前に前にと 進んだ。

と、その時、後ろから 声がした。

『まちなさい ! 』

背の高い 細面の 20歳前後の 青年だった。

『ルールを 守りなさいよ。
みーんな これらの人は ルールを守っている。
守ってないのは あなただけだ。

中国人か ? 』

『いや、日本人です』

くだらん事だが まだ その頃は円も 強く
中国よりも 日本と 言いたい時代だ。

『ルールを 守るのは 当然ですが
フライトの 時間に 間に合わないのです』

それに 青年は ピシャリと 打って返した。

『わたしの 切符を 見てみろ。
君が 乗る 北回りの 日本行きよりも
僕の 乗る 飛行機の方が 早い。

ここに 居る人たちは 全員 そうだ』

若き ジジは 一言もなく
真っ赤な 顔で 列に 並んだ。

釈迦の 教えが ある。

【しっかり ふいた屋根が 雨漏りしないように
よく 修行した心には 欲は 入り込まない】

安普請や いい加減に 作られた屋根からは
陽が射し 雨漏りが 絶えないが

基礎から しっかりと 作られた屋根から
雨が漏れることは 絶対に ない。

心も 同じだ。

イケイケどんどんで 自分の 思うがまま
行動する 未熟な 心は

簡単に 屋根が抜けてしまい
身体全体に 大雨が 降り注ぐ。

迷いから 脱して 自己を 高めようと
日々 努力している人は

つまらない 欲に とらわれて
自分を 見失い ルールを 破るというような
軽はずみな 行動は 取らないであろう。

私たちも よく あるね。

悪いことは 分かっているのだが
『これぐらいなら いいだろう 』って
行う 悪事。

お互いに 慎もうね。
屋根が 抜けてしまっては 大変だ。

【ヒースロー空港】

やがて 何時発、何便の 日本行きの
お客さま……と、空港 アナウンスが 流れた。

合掌
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