スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

【兄は 弟を 指導し、弟は 兄の 善行を 悟る】

先代の頃、高僧 傑物がいて
子安観音寺の 屋台骨を 支えていた。

高野山 奥の院の 重職に居られたものを
本堂再建の為にと 先代が 三顧の礼で
招き入れたのだ。

口八丁手八丁 と いう言葉は
まさに 彼の為にあるような ものだ。

僧侶の 基本である お経、習字は 勿論のこと

お説教をすれば 聞いた人 全てが 心をうたれ
わたしが 本山布教師に 拘ったのも
彼の 爪の垢でも煎じようとおもった ものだ。

『若さんや、わたしたち 坊さんも 長着物、
色街の 芸者さんも 長着物、
所謂、どんな 綺麗事をいっても 座敷芸者なのです。

人の心を 読んだうえで 心を掴まなければ なりません』

子安観音寺の 名物接待 【 おうどん 】を 振る舞うにも
言葉 1つで
喜び 感謝しながら 食べていただくのと
なんの 感謝もなく 当たり前の如く 食するのと
怒って 食べもしないで 帰ってしまうのが ある。


子安観音寺は 3度の火災に あい
その 復興たるや そのご苦労は 想像を絶するものであった。

お遍路さんが 各 寺に参拝中は それをお受けして
11軒 ある 遍路宿で
風呂に入り 1日の 疲れを 癒して居るところに
勧進帳を 持って まわるのだ。

ところが 何件か 他の宿を 回ってから 次の宿につくと
みなさん、既に 部屋を 真っ暗にして 休まれている。


明日の 早朝は 早い。
その為に 早い就寝をしているなか
失礼にも 真っ暗やみの中を 廊下から
ポツリ ポツリと 話し始めるのだ。

ところが あちらの 部屋に 火が 燈る。
こちらの 部屋にも 灯が つく。

その 部屋の中で 寝ていた お遍路さんは
今や 勧進帳に 名前を 書かんとばかり
お財布を あけ お札を取り出そうとしている。

その顔は 涙とともに くしゃくしゃにして
しして 仏さんのような 慈悲の目をして
みんなが 微笑んでいるのだ。

『まったく !
あの お坊さんは 直接 わたしの財布をこじ開けて
札束を わしずかみするか
能動的に 札束を お渡しするかの違いだけで
知らぬ間に 財布の紐が 緩んでいる』

懇意な 遍路さんは 今でも そう述懐する。

140801-1image.jpeg

image.jpeg









[教行信証] に このように ある。


【前に 生まれんものは 後を 導き
後に 生まれん人は 前を 訪え。

連続 無窮にして 願わくば
休止せざらしめんと 欲す】


先に 生まれたものは 後からくる者を 導き
後の世に 生きるものは
先人の 生きた道を 問い 訪ねなさい。

その行為が 決して 途絶えることがないように
努力を しなければ ならない。



会社でも 学校でも スポーツでも サークルでも
地域でも 家庭でも 同じことである。


先輩は 心の底から 後輩に 秘伝である
自分の 持っている全てを 伝授する。

引き継いだものは 秘伝を 我が物とし
また 新たな 後継者に 引き継がせる。

わたしも 先代からは 勿論、
いろんな ご指導を いただいた。

そして 高僧からは 途轍もない大きな
お教えを いただいた。

先ずは 人が 今、何を求めているか ?
何を 欲しているか ?

それを 知ったうえで 人の 心を つかむこと。

これが 出来なければ 僧侶として
長着物を 着ている 価値がない。

お坊さん だけが 云々では ない。

生きとし生けるもの 私たち 全てが
相手の気持ちを 知ったうえで
思いやりの心
慈悲の 心を 持たなければならない。
合掌



140801-2写真

写真.JPG













iPadから送信
スポンサーサイト

コメントの投稿

非公開コメント

プロフィール

子安観音寺

Author:子安観音寺
FC2ブログへようこそ!

最新記事
最新コメント
最新トラックバック
月別アーカイブ
カテゴリ
フリーエリア
フリーエリア
検索フォーム
リンク
RSSリンクの表示
ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

QRコード
QR
フリーエリア
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。