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【百なりや つる ひとすじの こころから】

友人から 色紙を 50枚 賜った。

お題が 【大和】【福寿】だ。
[ 大 ][ 和 ][ 福 ][ 寿 ]

なんとなく 書けるような気がして お受けした。

ところが どうだ。
いざ書いてみると 書くことができない。
[ 大 ]なんか 3画で 目をつむっても 書けそうだ。

小学校から 今に至るまで
書道の 点数は 5段階の 3以上 もらったことがない。

困り果てて 明日香村に 在住の 大先生に泣きついた。

『先生、この 4つの お手本を頂けませんか?』

先生は 9月に 展示会を控え お忙しい中、
飛んできてくださった。

『お手本で お茶を濁すなんて
あなたの お友達に対して 失礼です。

明日の昼には 小豆島をでますので 今から特訓です。
寝かしませんよ』

そして 1泊 2日の 血の出るような
特訓が 始まったのだ。


140816-1image.jpeg

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やがて 無情にも 先生がお帰りになる
あくる日の 正午が 近づいてきた。

取り敢えず 50枚 全て書き終わった。

『先生、わたしが見ても とても 人さまに
お見せできるような物では ありません。

また 書き直しますから
駄目なのを 破いてください』

先生は 無言で暫く 考えたあげく
[ 不可 ]の 作品の 却下を はじめた。

なんと [不可]は 50枚の中の 半分にも及んだ。

『本当は この50枚、
すべて 合格点は ありません。
只、この 1泊 2日で
法主の 【真剣度】は よく分かりました。

たいぎ たいぎ 書いたものと
誠意をもって 真剣に書いたものは
文字によって 現れます。

のこりの 25枚は
[よく がんばったでショウ]で 貰って貰いましょう』



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江戸時代 中期の 加賀 千代の 作品を 紹介しよう。

【百なりや つる ひとすじの 心から】


[百 なり] は 漢字で 百生と書き
1本の 茎や 蔓 ( つる ) から
数多くの 実が 鈴なりになっていることを いう。

これから 秋がおとずれると
柿が たわわに 実をつけます。
芋や 栗や 梨や…

枝や 茎は 細くても 芯がしっかりしていれば
大量の実をつけても 持ちこたえることができる。

蔓が しっかりしていれば
どのように 実がついても 事なきように
全ては もとが 肝心であり 大切である。

先生は 仰った。

『百なりや つる ひとすじの 心から』

『 ? 』

『あなたは 昨日、今日と いいお勉強をしました。
この 4つの文字は いつでも どこでも書けるでしょう。

立った 4つの文字ですが
これは 自分ののもと なったのです。

細くて いつ切れるか 分からないような蔓ですが
しっかりと 多くの 実を結ぶことができます。

毎日 少しずつ 練習して
細くて いつ切れるか分からない 蔓を
何が あっても びくともしない
屈強な 蔓を つくりなさい。

人生、なんでも そうです。
人まかせに しては 駄目です。

いろんな 意味で 今日は
いい お勉強を しましたね』

「先生 ありがとうございました」
合掌


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